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NHK朝ドラ『ばけばけ』の主題歌、ハンバート ハンバートってどんな人たち?

ばけばけ主題歌 NHK朝ドラ

2025年9月29日から始まった朝ドラ『ばけばけ』。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻セツをモデルにした物語なんですが、私がまず気になったのは主題歌でした。

朝、オープニングが流れてきた瞬間「あれ?なんだこの癒される感じ…」って。前作『あんぱん』のRADWIMPSの「賜物」がかなり攻めた感じの曲だったので(正直、朝から重いなぁと思ってた…すみません)、余計にこの穏やかさが心に染みたんです。

ハンバート ハンバートというデュオが歌う「笑ったり転んだり」。

正直、私この人たち知りませんでした。でも、すごく気になって調べてみることにしたんです。

ハンバート ハンバートって、どんな人たち?

調べてみて分かったんですが、ハンバート ハンバートは佐藤良成さんと佐野遊穂さんという夫婦デュオなんですね。1998年に結成されているので、もう20年以上活動されてるベテランです。

二人とも歌うんですが、その声の重なり方がなんとも言えない…。男性と女性の声が絶妙に溶け合って、でも完全には混ざらない感じ。これが不思議と心地いいんです。

音楽のジャンルとしてはフォーク調で、どこか懐かしいような、温かいような。でも調べていくうちに分かったんですが、彼らの他の楽曲って結構深いテーマを扱ってることもあるんですよね。

なぜNHK朝ドラの主題歌に選ばれたの?

これが一番気になったポイントでした。

制作統括の橋爪國臣さんのコメントを読んで、すごく納得したんです。「トキとヘブンの二人のありのままの空気感を飾らずに歌にしてくれる方」を探していたって。

そして「良成さんと遊穂さんが同じように歌っていても、重なるようで重ならない、それはトキとヘブンの関係のようだなと感じています」という言葉。

ああ、だから夫婦デュオだったんだって腑に落ちました。

小泉八雲とセツって、国際結婚で文化も言語も違う二人ですよね。でも寄り添いながら生きていった。その「一緒にいるけど、それぞれ違う」という関係性を、歌声で表現してるんですね。

前作『あんぱん』との対比がすごい

前作のRADWIMPSも好きなんですが、正直「朝から聴くにはちょっと…」って思ってた視聴者、私だけじゃなかったみたいです。

調べてみたら、「歌詞が聞き取れない」とか「ドラマに合わない」という声もあったようで。特に高齢の視聴者の方々には厳しかったのかもしれません。

その反動もあってか、『ばけばけ』は真逆の方向に。

穏やか、優しい、誰でも聴きやすい

朝ドラって本当に老若男女が観るものだから、こういう「安心感のある曲」が求められたんだろうなって思います。

「笑ったり転んだり」の歌詞が深い

オープニングだけ聴いていると、ただ穏やかな曲に思えるんですが、歌詞をちゃんと読んでみたらびっくりしました。

「毎日難儀なことばかり」とか「野垂れ死ぬかもしれないね」とか、結構ストレートに人生の厳しさを歌ってるんです。でも最後は「君とふたり歩くだけ」で締めくくられる。

人生、しんどいことばかりだけど、隣に誰かがいれば歩いていけるっていう、すごくシンプルで力強いメッセージ。

佐藤良成さんは、セツさんが書いた『思い出の記』を何度も読んで、「自分がセツになったつもりで一気に作りました」とコメントされてるそうです。

その姿勢が、この歌の深さに繋がってるんだなって感じました。

オープニング映像も素敵すぎる

歌だけじゃなくて、オープニング映像もいいんですよね。

写真家の川島小鳥さんが撮影した、夫婦の日常を切り取ったスナップ写真のスライドショー。

前作『あんぱん』の近未来的でダイナミックな映像とは真逆で、写真のぬくもりと優しい歌声がぴったり合ってるんです。

毎朝これを観ると、なんだか「今日も頑張ろう」って思えるんですよね。派手じゃないけど、心に残る。

「知る人ぞ知る」存在だからこその良さ

ハンバート ハンバートって、米津玄師やあいみょんみたいに誰もが知ってるアーティストではないですよね。

でも、だからこそ「曲が前に出すぎない」んだと思います。

朝ドラの主題歌って、ドラマを引き立てるものであって、主張しすぎちゃダメなんですよね。その点、彼らの音楽は「詠み人知らずのナチュラルさ」でドラマに馴染んでる。

ビッグネームに頼らずに、作品に合う人を選んだ制作陣の判断、すごいなって思いました。

聴くたびに違って聴こえる不思議

橋爪プロデューサーが「聞くたびに違って聞こえる歌です」ってコメントしてたんですが、これ本当にそうで。

落ち込んでる朝は励まされるし、元気な朝は一緒に笑ってる感じがするし。

シンプルな歌だからこそ、聴く人の気持ちに寄り添ってくれるんですよね。

まとめ:朝ドラの主題歌、こういう方向もありだよね

調べれば調べるほど、『ばけばけ』の主題歌選びって深いなって思いました。

  • 夫婦デュオという選択
  • 穏やかで誰にでも聴きやすい曲調
  • でも歌詞は人生の深さを描いている
  • ビッグネームじゃないからこそのナチュラルさ

全部が計算されてるわけじゃないだろうけど、結果としてドラマにぴったりハマってるんですよね。

最近の朝ドラ主題歌って、話題性のある大物アーティストが多かったけど、『ばけばけ』みたいに作品の世界観に寄り添う形の選び方も素敵だなって思いました。

毎朝、この曲を聴きながらドラマを観るのが楽しみです。

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