2025年10月21日、テレビ朝日系で毎週火曜夜9時から放送がスタートした新ドラマ『ちょっとだけエスパー』。このドラマは初回から予想以上に引き込まれてしまいました。
主演は大泉洋さん、脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』『MIU404』などを手がけた野木亜紀子さんという最強タッグということで、放送前からかなり注目されていたんですよね。そして野木さんがかねてから挑戦したいと話していたSFジャンルがついに実現した作品でもあります。
豪華キャスト陣が集結!
このドラマには実力派の俳優さんたちが勢揃いしています。まずは主要キャストをご紹介します。
主要キャスト
| 役名 | 役柄 | キャスト |
|---|---|---|
| 文太(ぶんた) | 会社をクビになったどん底サラリーマン。ノナマーレに採用され、触れている間だけ心の声が聞こえる”ちょっとだけエスパー”になる。 | 大泉洋 |
| 四季(しき) | 文太の”仮初の妻”として社宅で同居する謎の女性。クリーニング店勤務。文太を本当の夫だと信じ込んでおり、心から文太を愛している。 | 宮﨑あおい |
| 兆(きざし) | ノナマーレの社長。文太にカプセルを飲ませエスパーにした張本人。「人を愛してはならない」というルールを課す。 | 岡田将生 |
ノナマーレのエスパー社員たち
| 役名 | 役柄・能力 | キャスト |
|---|---|---|
| 桜介(おうすけ) | ノナマーレ社員。普段は花屋を経営。なでると花を咲かせる植物系の能力を持つエスパー。 | ディーン・フジオカ |
| 円寂(えんじゃく) | ノナマーレ社員。社宅の管理も担当。なでるとほんのり暖かくなるレンチン系の能力を持つエスパー。 | 高畑淳子 |
| 半蔵(はんぞう) | ノナマーレ社員。少しだけ動物と会話ができる能力を持つエスパー。 | 宇野祥平 |
その他のキャスト
| 役名 | 役柄 | キャスト |
|---|---|---|
| 市松(いちまつ) | 文太たちに接近する謎の大学生。たこ焼き研究会に所属している。 | 北村匠海 |
宮﨑あおいさんは13年ぶりに民放の連続ドラマに出演ということで、久しぶりのドラマ姿が見られるのも嬉しいポイントです。
スタッフ・主題歌
脚本:野木亜紀子
演出:村尾嘉昭、山内大典
プロデュース:貴島彩理(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、和田昂士(角川大映スタジオ)
主題歌:こっちのけんと『わたくしごと』(blowout Music Labels)
主題歌を担当する「こっちのけんと」さんにとって、これが初のドラマ主題歌なんだそうです。ドラマの世界観にぴったりの楽曲になっているので、ぜひ注目してみてくださいね。
「愛してはいけない」という残酷すぎるルール
物語の主人公は、会社をクビになり、離婚して貯金も底をつき、ネットカフェを転々とする”どん底サラリーマン”の文太(大泉洋)です。そんな彼の元に、謎の会社「ノナマーレ」から面接の案内が届きます。
最終面接で、社長の兆(岡田将生)から赤と青が入った1粒のカプセルを飲むよう言われ、それを飲み込むと合格。文太は「あなたは今日からエスパーです」と告げられ、”ちょっとだけエスパー”として採用されます。
文太が手に入れた能力は、相手に触れている間だけ心の声が聞こえるというもの。最初は面白がっていた文太ですが、笑顔で接客する居酒屋のキャッチが心の中で「死にたい」と思っていることを知り、社会の影を目の当たりにするシーンは胸が締め付けられました…。
そして文太には社宅と妻・四季(宮﨑あおい)が用意され、夫婦として暮らすことに。でも四季は、なぜか文太を本当の夫だと信じ込んでいるんです。
一番印象的だったのは、四季に触れて聞こえてきた「幸せ。いつまでもこうしていたい」「愛してる」という心の声。演技ではなく、心から文太を愛している四季。そんな純粋な想いに触れた直後、兆から電話があり「ノナマーレ、NON AMARE、人を愛してはならない」と念を押されるシーンは、本当に切なかったです。
視聴者の反応は…?初回からトレンド1位に!
初回放送後、Xではトレンド1位となり大反響でした。調べてみると、「大泉洋劇場だった!」「一話から抜群に面白かった」「さすがの野木脚本」「考察盛り上がりそう」といった声がたくさん上がっていました。
特に話題になっていたのが会社名「ノナマーレ」に込められた意味。イタリア語で「愛さない」を意味する「NON AMARE」だったことが明かされ、「そういう意味があったんだ」「伏線回収された」「社名に繋がってるとは」「ハッとした」という反応が。私も見ていて「そういうことか!」って思わず声が出てしまいました(笑)。
個性豊かな”ちょっとだけエスパー”たち
文太以外にも、ノナマーレには個性的なエスパーたちが所属しています。
桜介(ディーン・フジオカ)は花をなでると花を咲かせる植物系の能力、円寂(高畑淳子)はなでるとほんのり暖かくなるレンチン系の能力、半蔵(宇野祥平)は少しだけ動物と会話ができる能力を持っています。
どれも「ちょっとだけ」な能力で、文太が挑むミッションも「傘を1日中持たせる」「目覚まし時計を5分進める」といった、一見些細なものばかり。でもこれが「世界を救う」ことにどう繋がるのか…謎は深まるばかりです。
大泉さんも「こんなに自信を持ってお届けできる作品は珍しい」と語っているほどの自信作だそうです。
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地上波を見逃してしまった方も大丈夫です!
毎週の地上波放送終了後に、TVerとABEMAで無料見逃し配信、TELASAで見放題配信されています。
さらに注目なのが、放送後の24時からNetflixで世界同時配信(国内および海外190以上の国と地域)されること!世界中で見られるというのは、制作陣の自信の表れかもしれませんね。
配信サービス一覧
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見終わって思ったこと
正直、初回は謎だらけで「これからどうなるの?」という気持ちでいっぱいなのですが、そこがまた面白くて。SFって難しそうなイメージがあったけれど、野木さんの脚本は会話も自然で、キャラクターひとりひとりに愛情を感じられる作り方なので、すんなり物語に入り込めました。
大泉さんも「日本のドラマは展開ばかりが目立ってしまって展開のためのセリフになっていることが多い」と感じているけれど、野木さんの脚本は「会話にも中身があって複雑な展開も両立させている」とコメントしていて、確かにそうだなあと納得。
「人を愛してはいけない」なんて残酷なルールを課されながらも、四季の純粋な愛情に触れてしまった文太はこれからどうなるのか。そして「世界を救う」ってどういうことなのか。次回以降も目が離せません。

