今回、すごく気になっていた日ノ原巡先生の『セラピーゲーム』の実写化について、いろいろ調べてみました。私も原作ファンなので、「キャスティング大丈夫かな…?」って正直不安だったんです。でも調べていくうちに、少し見方が変わってきたので、その気持ちも含めてシェアしたいと思います。
2025年10月スタート!『セラピーゲーム』ドラマ化の全貌
2025年10月29日深夜から日本テレビで放送がスタートする『セラピーゲーム』は、シリーズ累計130万部を突破し、BLアワードシリーズ部門で4年受賞している超人気作品。
主演を務めるのは、三兎湊役にNAOYAさん(MAZZEL)、生嶋静真役に冨田侑暉さん(龍宮城)で、お二人ともドラマ初主演とのこと(参考リンク)。正直、「えっ、初主演で大丈夫?」って思っちゃいました…。
でも調べてみると、制作陣がすごく本気なんです!LGBTQ監修に白川大介さん、インティマシーコーディネーターに多賀公英さんが参加しているって知って、「あ、これは丁寧に作ってくれそう」って少し安心しました。
正直に言います。最初はキャストに違和感ありました
原作ファンなら、きっと共感してもらえると思うんですけど…最初にキャスト発表を見たとき、正直「イメージと違う…」って思っちゃったんです。
なぜ違和感を感じてしまうの?
調べてみたら、この気持ちって実は多くの原作ファンが抱えているものなんですね。BL作品の実写化に対して、なんと約71%の人が反対またはどちらかというと反対と答えているというアンケート結果もあるそうです。
二次元のキャラって、完璧すぎるんですよね
私たちが原作を何度も読み返して、頭の中で作り上げてきた湊と静真のビジュアル。それって、どんなにイケメンな俳優さんでも完全に再現するのは難しいんです。これは俳優さんが悪いわけじゃなくて、二次元と三次元の根本的な違いなんだと気づきました。
若手俳優の演技力への不安も
BLドラマって、どうしても若手俳優さんの登板が多いんですよね。経験が少ない方が起用されることもあって、「棒読みだったらどうしよう…」「大切な作品が雑に扱われないかな…」って心配になってしまいます。
NAOYAさんは演技が2作品目とのことで、正直さらに不安になりました…。
でも、ちょっと待って。「慣れる」可能性は十分ある
ここからが調べてみて一番興味深かったところなんですが、過去の実写化作品を見ていくと、「最初は違和感があったけど、見ているうちにハマった」という声がすごく多いんです。
演技力が全てを変える
ビジュアルが原作と多少違っていても、演技が素晴らしければそれを補って余りあるという事例がたくさんありました。
例えば『僕らの食卓』という作品では、「ビジュアルは原作とだいぶ違ったけど、芝居が圧倒的に良すぎて文句の付けようがなかった」という評価があるそうです。これ、すごく希望が持てますよね。
監督のかとうみさと氏のコメントを読むと、NAOYAさんが湊の「軽やかさと色気の中にある危うさと奥に潜む一途さ」を、冨田さんが静真の「誠実さと芯の強さでまっすぐな優しさ」を体現してくれたとのこと。これを読んで、「あ、ちゃんと見てから判断しないとな」って思いました。
制作陣の愛が伝わってくる
原作者の日ノ原先生も「まさかこの作品に映像化のお声をかけていただけるとは思ってもおらず、今年一番の大事件でした」と驚きつつ、「出演者の皆様・制作陣の皆様の手によってまた新しい姿になって、必要としている方々の元に届いていく」と嬉しそうに語っています。
原作者がこんなに前向きなら、信じてみてもいいかなって思えてきました。
実写化でしか味わえない魅力もある
調べていて気づいたんですが、実写化って原作の劣化版じゃなくて、別の魅力がある「もう一つの作品」なんですよね。
三次元だからこそのリアリティ
役者さんの生きた演技、表情の微妙な変化、視線の動き…これって漫画では表現しきれない部分なんです。特に『セラピーゲーム』のような繊細な心の動きを描く作品では、実写ならではの深みが出る可能性があります。
インティマシーコーディネーターが関わることで、性的な描写も含めて、より真摯で美しい愛の表現になることが期待できます。
BLの枠を超えた物語として
『きのう何食べた?』や『おっさんずラブ』のように、BLの枠を超えて大ヒットした実写化作品もたくさんあります。実写化は、より広い層に作品の魅力を届けるチャンスでもあるんですよね。
原作とドラマ、両方楽しむための心構え
いろいろ調べた結果、私なりに「どう向き合えばいいか」が見えてきました。
「別物」として楽しむ覚悟を決める
実写化を「原作の完全再現」として見ちゃうと、どうしても粗が気になってしまいます。でも「原作をベースにした別のアダプテーション作品」として見れば、新しい発見や楽しみ方ができるはず。
ビジュアルより「演技と雰囲気」に注目
見た目が原作に似ているかどうかより、その俳優さんがどれだけキャラクターの心情を理解して演じているか。その繊細さに注目して見ると、違和感が解消されやすくなるそうです。
最初の数話で判断する
不安が強い場合は、放送開始後の評判を確認してから見るのも一つの方法です。私も最初の2〜3話を見て、そこから続けるか決めようと思っています。
最後に:不安だけど、期待もしています
正直に言います。まだ少し不安はあります。大好きな『セラピーゲーム』の世界が、私の中のイメージと違ったらどうしようって。
でもNAOYAさんの「湊がすごく人間らしくて繊細で、2人が美しくて大好きになりました」というコメントや、冨田さんの「静真役は冨田でよかったと思っていただけるように精一杯やらせていただきました」という言葉を読んで、この作品への愛を感じました。
きっと、最初は違和感があるかもしれません。でも演技を見て、制作陣の愛を感じて、そして何より湊と静真の物語にもう一度触れることで、「この実写化、良かったな」って思える日が来るんじゃないかな。

